「glee/グリー」出演俳優が家族と住むロサンゼルスの家を公開!
2021年、テレビドラマ「glee/グリー」で知られる俳優のジェナ・アウシュコウィッツ(現在、ジェナはポッドキャスト番組「And That’s What You Really Missed 」で共同ホストを務める)と夫のデヴィッド・スタンレーは結婚後、新生活をスタートするための家を探し始めていた。このとき、ふたりは決して4つのベッドルームと3つのバスルームを備えた広大な邸宅を選ぶつもりなどなかった。しかしジェナもデヴィッドも、1948年に建てられたこのコテージのような家を諦めることができなかった。立地も申し分ない。ロサンゼルス近郊のシャーマン・オークスには、ふたりの友人がたくさん住んでいたし、近くにいい店も多かった。「この家からは、大きな力が感じられました」とジェナは言う。「歩き回るだけで、いいエネルギーをくれるんです」
約247平方メートルを誇るこの邸宅には、ここ数十年間で何度か手が加えられてきた。とはいえ、ある程度構造をアップデートしなければいけなかったし、内装を整える必要もあった。 ジェナにとっては始めてのリノベーションとなる今回、彼女が頼ったのは、インテリアデザイナーのジーン・リュウだった。「ジーンには、一番大切なことは私たちがこの家でどう感じるかということだと伝えました」とジェナ。「ほしかったのは、落ち着いていて、開放的、それから明るく、居心地の良い空間でした」
プロジェクト開始当初、ジェナは妊娠中だった。だから、ジーンにはタイトなスケジュールが求められた。そこで彼女はキッチンに関しては、デイヴ・トーンマンに工事を依頼。混み合いがちなキッチンと、ダイニングを隔てていた壁は取り壊し、スムーズな流れを促した。さらに、新しい木製家具と電化製品を取り入れることで、モダンな雰囲気に。ぬくもりのある木を主役にしたオリジナルのキッチンは「ファロー&ボール」の"ヴェール・ドゥ・テール"をまとい、印象を変えた。床面には、モロッコ製のラグを思わせる「アン・サックス」のタイルをセレクト。天井まで届くタイルの壁が空間に適度なテクスチャーを加えている。