「たぶん徹夜に近くなる」 54ホール完遂を目指して復旧急ぐ/フジサンケイクラシック
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 2日目(30日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)◇雨(観衆257人) 【画像】雨で"池"に様変わりしたバンカー 早朝から多くのスタッフがコース復旧に臨んだが、この日も強い雨が続き、第2ラウンドの開始から間もなくサスペンデッドが決定した。戸張捷ゼネラルプロデューサーは、コースの回復に向けて「たぶん、今日も徹夜に近くなる」と話した。 初日(29日)の第1ラウンドが大雨の影響で持ち越しとなり、この日は午前9時58分に再開したが約2時間後に中断。同時進行で第2ラウンドをスタートさせつつ、第1ラウンドのアウト・イン最終組がそれぞれ1ホールを残したところで競技が止まった。18ホールすべてのコースコンディション回復が見込めず、午後1時30分頃に第1ラウンドのみ再開。9番と18番の復旧を急ぎ、まずは第1ラウンドの完遂を目指す事態となった。 今朝の段階でコース内の多くのバンカーが崩れ、修復を終えても、中断の間に降り続いた雨で再び崩れてしまったという。「全部直していたら(第2ラウンドを)スタートできない。とりあえず、120人全員が18ホールを終えた段階でストップをしました」と、全選手が18ホールを終えた午後1時43分に順延が決定。54ホールに短縮されることが発表された。 「このゴルフ場は、(1時間当たりの降雨量が)3mmになるとグリーンに水が浮く。あしたは1mmの予想なので、そのまま行けば全員が18ホールを終えて60位タイまでで予選カット。54ホールで今年のフジサンケイをやることになりました」。一日で36ホールを回りきる選択肢については、日曜日も悪天候が予想されることなどから断念したという。 本大会が短縮になるのは2011年以来。当時も台風の影響で順延が続き、36ホールに短縮された。(山梨県河口湖町/谷口愛純)