【高校ラグビー】各地区代表が続々決定!青森山田が6連覇、新潟は開志国際がリベンジ果たす 秋田工は底力見せつけ72回目の聖地HANAZONOへ
▼後半も止まらぬ勢い…青森山田が6連覇を決める
後半に入っても、青森山田の勢いは止まりません。後半開始のキックオフ、ボールをキャッチした澤田時光選手が一瞬のスピードでディフェンスを置き去りにすると、フォローしたアホ・アントニオ選手が、タックルを振り切る豪快な突破をみせて50メートル以上をひとりで走りきってトライ。19対0として試合の流れを決定づけました。 三本木農業恵拓も、後半11分に得意のモールを押し込んで1トライを返しますが、反撃もここまで。その後も着実に得点を加えた青森山田が、52対5で三本木農業恵拓を下して6大会連続6回目の全国大会出場を手にしました。
▼秋田県大会 全国最多優勝の「秋田工」と45年ぶり決勝の「金足農」
27日のもう1試合は、全国大会最多の優勝15回を誇る「名門」秋田工と、45年ぶりにこの舞台に勝ち上がってきた金足農による秋田県大会の決勝が行われました。 立ち上がりいきなりチャンスをつかんだのは金足農、キックオフから鋭い出足でプレッシャーをかけて秋田工の22メートライン内側まで攻め込みます。ボールを継続しながら得点を狙う金足農、しかし、ここは秋田工が素晴らしい集中力をみせて踏ん張りました。FW陣が一塊となって押し返すと相手のペナルティーを誘ってピンチを脱出します。 その後は、敵陣で試合を進める秋田工。しかし、自陣でもキックを使わずゆっくりボールをキープしながら試合を進める金足農の前に、なかなか有効な攻撃につなげることができません。
それでも15分、ディフェンスからつかんだチャンスをものします。素早い集散でボールを奪い返して金足農陣内22メートライン付近まで攻め込むと、ラインアウトからモールをつくって一気に押し込みます。最後はモールから抜け出したHO小玉斗真選手がトライ、待望の5点を先制しました。 さらにその直後、金足農のカウンター攻撃に対して、再びディフェンスからチャンスをつかみます。FL金森珀選手が的確なヒットでビッグタックルを決めて相手のペナルティーにつなげると、FB安田心平選手の正確なタッチキックで敵陣深くまで攻め込みます。そして19分、またしてもラインアウトからモールを押し込んで、小玉選手がこの日2本目のトライ。10対0とリードをひろげて前半を折り返しました。