台南に行くなら関子嶺温泉へ!美肌が叶う「泥湯」「日本式温泉」を堪能【温泉ステイで巡る台湾】
■男女別の日本式温泉で泥湯の魅力を満喫
敷地の奥には温泉ゾーンが広がっています。水着で入る温泉&スパエリアには、屋外プールや、様々な温度の浴槽の泥湯温泉、薬草湯、マッサージ器具が自由に使える休憩室などがあります。 人気が高いのは、日本式の温泉。男女別に裸で入れる大浴場です。関子嶺温泉は湧き出た瞬間から泥湯という珍しい源泉で、泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉、弱アルカリ性のなめらかな肌触り。 他にも塩、硫黄、植物由来の有機物など地球のミネラルも豊富で、泥を形成する成分の75%はメタケイ酸(シリカ)だそう。肌に水分を運び美肌に導くうれしい成分が詰まっています。 湯船の横に温泉泥がありました。手ですくってみると、とろとろでなめらか。顔や体に温泉泥を塗って蒸気サウナ室に入り、シャワーで流したら、熱めの泥湯、ぬるめの泥湯、冷泉と、交互に入るとよい、と、常連さんらしきマダムが教えてくれました。まねをして実践してみると、驚くほど発汗。全身の毛穴がひらいて超すっきり。
■味わいと食感が絶品! 蓮の健康養生料理
宿の料理は、養生食に詳しい宿のご主人が監修しています。夏の名物は旬の生の蓮の実をたっぷり使った蓮料理。台湾では蓮はレンコンだけでなく、実も花も葉もそれぞれ美と健康にいい養生食材として活用されています。 人気料理の甘酸っぱい梅汁餡をからめた排骨。蓮の実とレンコンも入って、味わいと食感の違いを楽しみます。付け合わせはパパイヤとトマトのサラダ。トマトの甘さとパパイヤのシャキシャキした歯ごたえで食がすすみます。 感動の美味しさだった蓮の実ごはん。蓮の葉に包まれてセイロ蒸しになっていて、いい香りが広がります。蓮の実は百合根のような栗のようなホクホクとした食感。トウモロコシのような優しい甘さがあって、栗ごはんとチャーハンを一緒にいただいているような初めての美味しさ。忘れられない旅ごはんでした。 花は乾燥させてお茶に。血行を促し、利尿作用もあると言われ、台湾の夏に欠かせないお茶です。品のある爽やかな香りと味わい、ポットで花開く美しさも格別です。