（写真：KKB）

　日本の次世代主力ロケットＨ３の４号機が４日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 ＪＡＸＡ＝宇宙航空研究開発機構によりますと、衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。 ４号機で打ち上げたのは、防衛省が整備・運用するＸバンド防衛通信衛星「きらめき３号」で、自衛隊の指揮伝達や作戦情報の共有など部隊の運用に関わる重要な通信に使われます。 打ち上げ当時の種子島上空は雲に覆われ、地上のカメラでは間もなく姿を追うことができなくなりましたが打ち上げから約３０分後、ＪＡＸＡは衛星が予定の軌道に投入されたと発表しました。 　Ｈ３ロケット４号機の打ち上げは当初、先月２０日に予定されていましたが、気象条件や部品の交換などを理由に４度延期されていました。