【要注意】街で突然「すみません、アンケートに答えてくれませんか?」と言われた!→断ってもしつこく話しかけられたけど、これって「個人情報」が目的なの?“巻き込まれない対策”もあわせて解説
アンケートに無理やり参加させるのは違法行為?
アンケートに回答する意思がないにもかかわらず、無理やりアンケートに参加させられた場合は、「強要罪」が成立する可能性が高いです。 強要罪とは、刑法第223条に定められており、成立した場合は3年以下の懲役を科されます。なお、罰金刑などは特に設けられていません。 また、調査員から「アンケートに回答しないと家に帰さない」などと脅された場合は、刑法第222条の「脅迫罪」に該当し、2年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。加えて暴言を吐かれた場合には、刑法第231条「侮辱罪」や「軽犯罪法違反」などの罪に問える可能性があります。
悪質なアンケートに巻き込まれないための対策と対処法
悪質なアンケートに巻き込まれないためには、回答を求められた時点で毅然(きぜん)とした態度で断るのが1番効果的です。優柔不断な態度を見せてしまうと、相手に付け入るすきを与えてしまいかねません。 万が一契約を結んでしまった場合は、8日以内であればクーリングオフが可能です。もし8日を過ぎても、脅迫や強要などによって契約を結んだと証明できれば、消費者契約法により契約の取り消しができる可能性が高いです。
悪質なアンケートには要注意!
アンケートに善意で回答した結果、商品やサービスの押し売りをされたり、個人情報を不正に収集されたりしては、不利益を被ってしまいます。もちろん、すべてのアンケートが悪意を持って実施されているわけではありませんが、街中で不審なアンケートの回答を求められた場合は、その場で断って素早く立ち去るのがベストです。 なかには「自分は大丈夫」と思っている人もいるかもしれませんが、相手がずる賢ければ、詐欺同然の方法で無理やり契約を結ばせてくる場合もあります。街中でしつこく声をかけられたときは、特に注意をしましょう。 出典 e-Gov法令検索 消費者契約法 e-Gov法令検索 刑法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部