税金は生活のための“会費” 元国税局芸人が教える「嫌でも」支払わなければならない理由
税金を払いたくない気持ちが生まれる理由
私たちは、お金さえ支払えばタワーマンションだって手に入るし、高級車のオーナーになることも可能です。お金を支払うことで、同等価値のものを手にしているわけです。 しかし、税金の場合は、多く納めたからといって自分の家の前の道路だけが立派になることはありません。それが税金を払いたくないという気持ちにさせる要因になっているのかもしれません。 ですから、政治家がもっと発信力を高めて、税金が私たちの生活を支えるために役立っていることを国民にアピールするべきだと思います。 ■さんきゅう倉田 芸人。ファイナンシャルプランナー。1985年神奈川県生まれ。大学卒業後、国税専門官採用試験を受けて東京国税局に入局。同局退職後、吉本興業の養成所NSCに入学し、芸人となる。Twitterなどで発信した税やお金の情報が話題となり、執筆や講演等の仕事を増やす。以来芸人として活動し、現在は税理士会、法人会などでの講演に加え、『週刊東洋経済』『東洋経済オンライン』『ダイヤモンド・オンライン』『プレジデント・オンライン』『マイナビニュース』『税と経営』などでも税や経済についての記事を執筆、好評を得ている。2023年東京大学文科二類に合格し、東京大学に在学中。
弁護士JP編集部