〔東京株式〕下げ幅拡大=上昇の反動広がる(13日前場中盤)
(10時07分)日経平均株価は寄り付きに比べて少し下げ幅を広げている。「米国のナスダック総合指数と同様に、最近の上昇ペースが少し速かったので、反動が出るのは仕方ない」(大手証券)といい、幅広く値下がりしている。休日前の上、「日米ともに中銀イベントを控え、現物のポジションには触りたくないため、先物で対応する投資家もいるようだ」(国内証券)との指摘もあり、大型株の弱さが目立つ。ただ、プライム市場銘柄の3割は上昇している。小型株は総じて底堅く、「大きくリスクオフに傾いているわけではなさそうだ」(同)とされる。主力銘柄でもアドバンテス <6857> は逆行高となり、日経平均を下支えしている。同株については、「米ブロードコムの株価がAI関連事業への期待から時間外取引で大幅上昇したことなどが影響しているのではないか」(前出の大手証券)という。 (寄り付き)前場の日経平均株価は前日比225円09銭安の3万9624円05銭と下落して始まった。前日の米国株の下落を引き継ぎ、売りが先行している。