障害者施設の利用者と地域住民、お餅食べてゲームで交流 子ら「また来たい」 京都府長岡京市
京都府長岡京市下海印寺の生活介護事業所「乙訓の里」で餅を食べて施設利用者と地域住民が交流するイベントがあった。手作りのゲームやスタンプラリーもあり、会場はにぎわいを見せていた。 「身体障がいを持つ人に触れる機会になれば」と同事業所が毎年開いている。 今年は約10キロのもち米を準備。味は「磯辺焼き」「あんこ」「きなこ」の3種類を用意した。機械でついた餅を職員が丸め、焼いたりゆでたりして出した。子どもたちは何度も餅を取りに行き、おいしそうにほおばっていた。 射的や金属のクリップをつけた紙の魚釣りゲーム、スーパーボールすくいなどもあり、施設利用者が接客。景品を手渡したり、ゲームをする子どもたちを見守ったりして交流を楽しんだ。 イベントに訪れた女児(12)は「ここにいる人たちと会う機会がないので良い経験になった。ゲームをしていると反応してくれるのがうれしかった」と笑顔。別の女児(12)は「お餅はおいしくてゲームは楽しかった。こういう機会があったらまた来たい」と話した。