福原遥“密子”による「死の疑似体験」で変身した清水尋也“智”の反撃が痛快<マル秘の密子さん>
福原遥が主演するドラマ「マル秘の密子さん」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)の第2話が7月20日に放送。今度は、密子(福原)が夏(松雪泰子)の長男・智(清水尋也)を“コーディネート”して変身させた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】千秋(桜井日奈子)を脅す密子(福原遥)が怖い… ■謎多き主人公による、謎多きドラマ 本作の主人公・本宮密子(福原)は、ファッションだけでなくメーク、メンタルにいたるまで、ありとあらゆることをサポートし、どんな手を使っても依頼者を必ず成功させるトータルコーディネーター。彼女が次の相手に選んだのは、不運続きのシングルマザー・今井夏(松雪泰子)だ。 2人がタッグを組んで目指すのは、“女社長”への大変身劇。密子は天使か悪魔か、物語は魅惑のサクセスストーリーか怒涛のサスペンスドラマか、すべては“マル秘”のドラマとなっている。 ■夏の長男・智が“死の疑似体験”をする 密子のサポートで大企業・九条開発の次期社長に立候補した夏。九条開発・会長の五十鈴(小柳ルミ子)は、1カ月後に開かれる役員会議で次期社長を決めると言う。 そんな中、第3話では密子が夏の息子・智のサポートをすることに。智は長く日雇いの仕事をしていたが、夏が九条開発の亡き社長・謙一(神保悟志)の介護をするようになり、契約社員として入社。九条家の遠縁である総務部の上司・森山(小久保寿人)から契約社員にちなんで“ケイヤくん”とあだ名をつけられ、無理な命令をされても、波風立てまいと従っていた。 ある日、総務部が管理していた重要データが消失し、次期社長を狙う九条家の長男・遥人(上杉柊平)が関わる新プロジェクトの進捗が遅れると何億という損失が出てしまう。すると、森山が智に責任をなすりつける。 夏のせいで上司に目を付けられたとイラ立つ智は、以前“墓場”と呼ばれる地下倉庫で密子に勧められた段ボールの中に横たわっての“死の疑似体験”をしてみる。死んだと仮定し、「しょうもない人生だったな」と振り返り始めた智。そのとき「もし、人生をやり直せるとしたら、どうしたいですか?」と密子の声が聞こえる。 そこで出てきた本音は、「もっと…もっと…母さんのこと、大事にすればよかった」だった。そこに密子が現われ、「おめでとうございます、智さん!人生、やり直せますよ。だって、こうして生きているんですから。今のあなたなら、何でもできます。あなたが変われば、世界は変わるから」と告げた。 ■前髪を上げて前に進んだ智が格好良い 遥人や森山から親としての責任を追及されていた夏の元に駆け付けた智は、「今回の件は、母には何も関係のないことです」ときっぱり言い放つ。さらに、森山に「あなたは、うそをついています」と指摘し、「僕とあなたと2人で責任をとりましょうよ」と迫った。 智の思いがけない反撃に「あの、ケイヤくん」と狼狽する森山。すると、智は「智です。今井智。母が付けてくれた大切な名前です。お間違えなく」と吐き捨て、夏を連れ出した。そして「僕も協力するよ。母さん、社長になろう」と言葉をかけた。 智は、相手の顔色ばかり伺う人生で、本心を隠すかのように前髪を垂らして目を隠していた。密子は、そんな智の前髪をかき上げ、「やっぱり!智さん前髪上げた方がお似合いです」と言っていた。反撃開始のときも、夏を応援するようになったときも、おでこ全開とまではいかないが、目が分かるような雰囲気に変わっていた。 SNSには「死んだつもりで自分を変えるっていいな」「生まれ変わった智の言動にスカッとした」「智くんがどんどん変わっていく姿は爽快」「智、かっこよかった」「智くん、覚醒した!」といった声が並んだ。 密子が森山と九条開発秘書の千秋(桜井日奈子)が隠していたデータを奪い返し、智は処分されないことに決定。そして、密子の後押しで、夏に続いて智も立ち上がった。とはいえ、密子の本当の目的は謎のまま。好奇心をくすぐられる展開が続く。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部