ドローン500機 夜空を彩る 文字やイラスト演出 常陸大宮
茨城県常陸大宮市で開かれた大宮祇園祭「ひたち大宮夏まつり」(新時代の祭り創生プロジェクト実行委員会主催)で、北関東最大級の500機によるドローンショーが繰り広げられた。詰めかけた市民や見物客約2万人が夜空を彩る新企画を楽しんだ。 ドローンショーは7月27日に行われた同市下町の素鵞(そが)神社の祇園祭の一環として実施された。ふんどし姿の男衆が威勢良くみこしを担ぎ、中心市街地を練り歩く中、ドローンは近くの市立大宮小グラウンドから一斉に飛び立ち、午後8時10分から約15分間、ショーが展開された。 ドローンによる光の演出で文字やイラストが夜空に描かれ、市制施行20周年記念事業と水郡線全線開通90周年応援事業として「祝 常陸大宮市 20th」や市のマスコットキャラクター「ひたまる」、立体的な水郡線車両が登場した。 みこしや昇り龍もかたどられ、見上げる観客を魅了した。歩行者天国となった会場近くの通りは大勢の市民などで埋め尽くされ、スマホで写真や動画撮影する姿が目立った。 ショーは全国の各種イベントで空のエンターテインメントを展開する東京都内のドローンショー運営会社「レッドクリフ」が提供した。 同実行委員長の鈴木仁・市商工会長は「予想をはるかに超える人出で、街ににぎわいと活気があふれた。青年部を軸に皆の協力で盛り上げてくれた」と話した。
茨城新聞社