中島健人「悔しさと挫折と悲しさをたくさん経験してきた」「同世代で戦う仲間ができた」キタニタツヤとのユニットGEMN結成の裏側
僕は“ボーン・トゥ・ビー・アイドル”
──初めてのコラボレーションで発見した、お互いの武器は? 中島 キタニくんは楽曲制作のノウハウは果てしなく深く持っているから、目の当たりにするのがやっぱりすごく楽しいし、刺激的なんですよね。ちゃんと熱がある。多分、世間にまだバレてないと思うんです。この熱量が。 キタニ そうかな。 中島 結構クールなイメージがあるから、「ファタール」では熱量がバレるパフォーマンスができたらいいんじゃないかなって思ってて。なんていうかな、体育会系の人ではあるので。 キタニ 精神性はね。 中島 冷静の中の情熱を思い切り表現してもらえたら、NEWキタニタツヤが見れるんじゃないかな。 キタニ 健人さんは何事においてもちょっと先が明確に見えている感じがあって。「ファタール」の制作中も、いろんな案がポンポン出てくるんですよ。「アー写やMVはこういうのがいいんじゃないか」とか、「ここでこういうふうに登場したらかっこいいよね」とか。あらゆる物事について一番理想的なビジョンを持っているから、将来的にはプロデューサーもできるなって思いました。 中島 それもありだね。アイドルをプロデュースしたいもん、俺。 キタニ あ、いい! 中島 まあ、したとしても10年先だけどね。 ──キタニさんにはすでにメールでお伝えしているそうですが、改めて、中島さんはソロアーティストになった今も「アイドル」ですか? 中島 もちろん。グループに所属している人だけがアイドルではないですからね。僕はもう、本当に“ボーン・トゥ・ビー・アイドル”なので。新しいアイドルという形を見せていけたらいいなと思っています。 撮影/松木宏祐 取材・文/松山梢 ヘアメイク/中島健人・石津千恵 キタニタツヤ・山田千尋 スタイリスト/JIKI
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