旅先で「コンビニご飯」ってアリですか? 私はせっかくなら地元の名物を食べたいのですが、彼氏は「高いしコンビニでいいじゃん」と言います…
「旅行の楽しみといえば?」と聞かれたときに、「地元の名物料理を楽しみたい」と答える人は少なくないでしょう。札幌のジンギスカン、仙台の牛タン、名古屋の味噌カツ、大阪の串カツ、博多のもつ鍋……旅行先にはそれぞれの名物があり、その土地でしか食べられないものを食べるのも旅行の醍醐味です。 したがって同伴者に、「コンビニご飯でいいじゃん」と言われたら、少し残念な気持ちになってしまうかもしれません。本記事では、旅行先でコンビニ飯は“アリ”なのかを考えていきます。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
仙台で牛タンを食べるのとコンビニご飯はいくら違う?
まずは具体的に仙台旅行で地元牛タンを食べた場合とコンビニ弁当で済ませた場合を比べてみます。 マイボイスコム株式会社の「『コンビニ弁当の利用』に関するインターネット調査」によると、コンビニ弁当の購入価格帯は、「450円~499円」と「500円~549円」がボリュームゾーンとなっているため、コンビニ弁当の価格を500円と考えます。 一方の牛タンですが、例えば、仙台駅前に本店を構える「たんや善治郎」の牛たん定食3枚(6切れ)が2200円、仙台牛タン発祥の店ともいわれる「味太助」の定食1人前が2500円です。 牛たんの量やお店によりますが1人あたり1700円~2000円、2人での旅行なら3400円~4000円ほどの差になると考えられます。 ■コンビニご飯にして浮いたお金でできること 2人で3400円~4000円の食事代を浮かせた場合、代わりにできることはなんでしょう。例えば以下のものが挙げられます。 ●松島の遊覧船:1500円×2人=3000円(松島島巡り観光船) ●ダブルルームからツインルームへグレードアップ:2万5000円から3万円=5000円(APAホテル仙台駅五橋店) ●仙台駅から秋保温泉をバスではなくタクシー:900円×2人から6000円=4200円(片道 タケヤ交通西部ライナーと秋保交通定額タクシーとの比較) 少し金額をオーバーするものもありますが、食費を削ることによって遊覧船を楽しんだり、ホテルの部屋をグレードアップしたり、タクシーを使って移動を快適にしたりすることができます。 地元の名産を食べることを楽しいと感じないのであれば、こういったことにお金を使って、旅行をより楽しく、快適なものにするのもアリかもしれません。