「うっかりで大損失」コインパーキングで駐車券を「紛失」して1万円の請求が…!支払うべき?
車で出掛ける際には便利なコインパーキングですが、一方で、トラブルに遭ったという声も多く聞きます。 本記事では、駐車券を紛失してしまった際の正しい対処法について解説します。正しい対処法を知り、スムーズに対応できるようにしておきましょう。
駐車券を紛失したら1万円の請求が!
筆者が買い物に出掛けたときのことです。 目的地付近に到着して「12時間100円」のコインパーキングに駐車しました。 いつも通りに駐車券をズボンの後ろのポケットに入れたつもりでしたが、用事を済ませてから、コインパーキングで駐車券を出そうとしたところ、駐車券がないことに気づきました。 「やってしまったな……」と思いつつ、精算機を見ると「駐車券を紛失した場合はこちらへ」の文字を発見。押すと管理会社に連絡でも通じるのかなと思いきや、1時間ほどしか駐車していないにもかかわらず、1万円と表示されてしまいました。 今回は自分の過失であることや、急いでいたこともあって仕方なく支払って出庫しましたが、この判断は正しかったのかと、今でも後悔しています。
コインパーキングの請求金額に納得できないときの対処法
コインパーキングの請求がおかしいと感じた場合は、管理会社に連絡して、駐車券を紛失したことを伝えたうえで、請求金額の根拠や、今後の手続きについて説明を求めましょう。 なぜなら、通常の利用料金と比較してあまりにも高額な請求は、消費者契約法上の不当条項に該当して、不当請求となる場合があるからです。 また「一般社団法人日本パーキングビジネス協会」が定める「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」には、駐車券を紛失した際のガイドラインとして、以下のように記載されています。 「券紛失料金」の性質を「連絡による返金前提」扱いとし、後日郵送書類手続きのうえで、差額(支払い済み券紛失料金-申告利用額-手数料)を返金することを原則運用として推奨する。 出典:一般社団法人 日本パーキングビジネス協会(JPB)「時間貸駐車場における表示検討委員会」時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン 第1版 上記の消費者契約法やガイドラインからも、所定の手続きを行うことで返金してもらえる管理会社もあることが分かりますので「おかしい」と思った場合は連絡することが正解といえるでしょう。