小池都知事の動画に「尾木ママ」 コロナ禍、子どもはどう過ごせばいいの?
教育評論家で「尾木ママ」の愛称も持つ尾木直樹・法政大名誉教授が28日、東京都の小池百合子知事が配信しているライブ動画に出演した。この中で尾木氏は「子どもたちの心と身体と学習、この3面が全面的に非常に心配」と懸念を示した。一方、こういう時期だからこそできる親子のコミュニケーションもある、と話し具体的な例を紹介した。
尾木氏は、学校から出された子ども向けの課題をめぐり、親子関係が悪化する危険性がある、と指摘。「やる努力は続けてほしいが、学校からのを全部やらなきゃいけないとあんまり思いすぎ(ない)」ことも大事だと話した。 そのうえで「家庭も大事だと見直すいいチャンス。一番いいのはお食事作りをお母さんと一緒にやったり、小さな子だったらクッキー作りを一緒にやったり。そんなので達成感を味わって、お父さんに『美味しいね、君が作ったカレーライスおいしいよ』って褒めてもらうと自己肯定感が高まる。自己肯定感が高まると耐える力とか挑戦心だとかが膨らんでくるんですよ。うんと褒めて、子どもの居場所は家庭にもあったんだとお母さんにも子どもにも分かってほしい」と語った。