映画白鳥麗子!が公開 主演河北「次作は地味女に挑戦したい」
鈴木由美子原作の「白鳥麗子でございます!」が約20年振りに映画「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」で復活。11日から全国公開になる。主演の麗子を演じるのは本人もニューヨーク育ちで生粋のリアルお嬢様・河北麻友子。そして、麗子が一途に想い続ける哲也を、名古屋を中心に活動しているアイドルグループBOYS AND MEN(通称ボイメン)の水野勝が演じる。そしてライバル役として同じくボイメンの小林豊が参加。21世紀版・白鳥麗子に出演した3人に人気コミックの実写化に向けた思い、今作の魅力を聞いた。
21世紀版「白鳥麗子でございます!」がスクリーンで復活
累計発行部数1700万部もの人気コミック「白鳥麗子でございます!」。過去には1989年、93年と二度ドラマ化され、95年には映画化もされた。世界の令嬢である白鳥麗子はごく普通の大学生・秋元哲也を一途に想い続けているが、世間知らずのお嬢様が初めてする恋は予測不能でいつも周りを巻き込む大嵐に発展。やきもきしながらも、麗子と哲也の一途な思いの行方が気になり目が離せない恋物語だ。昨年1月には、テレビドラマで復活し、続いて映画公開が決定した。 人気コミックの実写化、それも過去に大ヒットを果たした人気作品を演じるのは容易いことではないだろう。キャストたちはどう向き合ったのか。 三代目の白鳥麗子を演じることとなった河北は「ファンがいる作品だから元のイメージもあるし、自分らしさも出したい。中間地点を見つけるのがむずかしかったです。考えたらきりがないですし、思いつめないように自分らしく演じていこうと思うようにしました」。 役者としての活躍も増えてきた水野は「新しいものを作るという期待感の方が大きかった。役が決まってから、偶然、過去に哲也を演じていた萩原聖人さんにお会いすることができて、がんばってと応援していただいて、とても励みになりました」と振り返る。 原作には登場しない哲也のライバル役・桐生希一として映画版から参加した小林は「どうしようと悩んだらそこで負けた気になってしまうので、まずは自分なりに挑戦してみます」。プレッシャーを楽しさに変え、キャストたちが作り上げた21世紀版・白鳥麗子。現場はいつも賑やかでチームワークは抜群で、映画版から参加した新メンバーも打ち解けるのに時間はかからなかったという。