筑紫女学園は3年連続7位「まだ力が足りない」も総合力高める 唯一3年のメンバーが託した「メダル」【全国高校駅伝】
◆全国高校駅伝(22日、京都市・たけびしスタジアム京都発着) 女子の筑紫女学園(福岡)は3年連続の7位入賞に笑顔はなかった。神村学園(鹿児島)、東大阪大敬愛(近畿・大阪)とトラックまでもつれた最終5区の5位争い。スパート勝負で2チームに競り負けた佐々木玲奈(2年)は「まだ力が足りなかった。悔しい」と涙を流した。 ■久保凛が区間賞!全国高校駅伝女子速報 目標の3位には届かなかったが、長尾育子監督が掲げた「昨年の7位が奇跡と言われないように」という地力は証明した。1区の金森詩絵菜主将(3年)が一時は先頭に立つ力走を披露。トップと8秒差の8位で流れをつくった。 2区の嶋本はな乃(1年)が順位を一つ上げ、他校が留学生を起用した3区では大熊さわ(2年)が「留学生に抜かれても動揺せず、自分の走りができた」粘りの走りで7位を死守。後続も入賞圏内を守った。 昨年は部員7人と少人数な中で7位。前回メンバーから金森や大熊、佐々木が残った今年は嶋本ら1年生が6人加わり、11人が最後までメンバー争いを繰り広げて総合力を高めた。メンバー5人のうち、唯一3年生だった金森は「この経験は来年に生きる。メダル(3位以内)を目指して頑張ってほしい」。届かなかった目標を後輩に託した。 ▼全国高校駅伝女子上成績と九州入賞校の全個人成績▼
西日本新聞社