大谷翔平選手の「美文字すぎるサイン」には意味がある…ベテラン筆跡診断士が断言する「出世する人」の特徴
■「自民党をぶっ壊す」小泉純一郎元首相のサイン それと対をなすように小泉純一郎氏のサインも興味深いものがあります。 小泉純一郎氏も書をたしなんでいた方ですので、書の基礎はお持ちです。が、政治姿勢として「自民党をぶっ壊す」というスタイル通り、文字は基礎に忠実というより、やはり超越字型で独特な書き方です。 田中氏の視線は、常人が考えるその一歩上をいくのに対し、小泉氏の文字はオリジナリティあふれる書き方をしています。両者に共通するのは、みんなにとって読みやすいかどうかは関係なく、「俺についてこい」「わかる奴だけくればいい」というまさに強いリーダーシップを持った個性的な人の文字です。 小泉純一郎氏までの自民党の党首は皆さん、味のある興味深い文字を書いていました。 今は書をたしなまない政治家が多くて残念です。たしなみとしての書というより、政治姿勢をそこから感じることができたからです。 時代なのかもしれませんが、できるなら政治家の方には「志」を表現する書は今後もお続けいただきたいなと切望します。 ---------- 林 香都恵(はやし・かずえ) 筆跡診断士 林式匠の筆跡診断考案者。横浜ゴムを経て、2000 年に匠佳堂を設立。全国の経営者・ビジネスマンに筆跡診断やエニアグラムによる自己啓発・講演・研修などを行っている。筆跡診断数は約6200 件。現在は、「林式 匠の筆跡診断士養成講座」、筆跡心理学とエニアグラムで自分の「トリセツ」を作る「魔法の開運文字セラピー講座」、筆跡を気軽に楽しく学べるサブスク「デカ文字ラボ」を主宰し、全国に多くの受講生を育成している。主な著書に、『一文字セラピー』(日本文芸社)、『成功する人は字がデカい!』(自由国民社)などがある。 ----------
筆跡診断士 林 香都恵