【2024年PGAツアー総まとめ②】開幕から“第5のメジャー”まで、前半戦の記録と記憶に残った試合をプレーバック
アジア勢歴代トップの9勝目「ジェネシス招待」
優勝:松山英樹 最終日を6打差の7位タイからスタートした松山は3度の3連続バーディを見せて「62」で回り、逆転で2年ぶりの9勝目。昇格大会の第3戦目の同大会は優勝賞金が400万ドル(約 5億8000万円)で、この時点で松山が獲得した過去最高賞金額。また、米ツアー出場250試合目にして、2002年から11年にかけて8勝した韓国出身のチェ・キョンジュを抜いてアジア勢歴代単独トップの勝利数になった。
9年ぶりの月曜決着で初優勝「コグニザントクラシックinパームビーチ」
優勝:オースティン・エクロート 最終日は悪天候のため約3時間半の中断を挟んで再開されたが、日没のため26選手がホールアウトできず。サスペンデッドとなって同大会では 9年ぶりとなる月曜決着になった。その時点で11ホールを残して暫定首位に立っていたオクラホマ州立大学出身のプロ3年目のエクロートは、再開後の月曜日に3バーディ、1ボギーとスコアを伸ばして、2位に3打差をつけて初優勝を飾った。
シェフラーが1年ぶりの勝利「アーノルド・パーマー招待byマスターカード」
優勝:スコッティ・シェフラー シェフラーは最終日を首位タイでスタートすると、ほかの選手がスコアメイクに苦しむなか、8バーディ、ノーボギーの「66」を記録して一気にスコアを伸ばし2位に5打差をつける圧勝劇。5打差は12年大会のタイガーに並ぶ大会最多タイ記録。23年 11月に行われたヒーローワールドチャレンジでは優勝していたが、 PGAツアーでは23年ザ・プレーヤーズ選手権以来、約1年ぶりの勝利。
“第5のメジャー”史上初の連覇「ザ・プレーヤーズ選手権」
優勝:スコッティ・シェフラー 3日目を終えて首位と5打差離されていたシェフラー。首の痛みを抱えながらも、4番パー4でイーグルを奪うと、その後もバーディを重ねて「64」を記録。後続を1打差で振り切って2週連続優勝。同大会は50回目の記念大会だったが、大会を連覇したのはシェフラーが史上初の快挙。ちなみに大会最多優勝はジャック・ニクラスの3勝。来年は3連覇と大会最多優勝記録がかかる。 === テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン以降のプレーバックは後ほど更新! PHOTO/Blue Sky Photos、Tadashi Anezaki、Gatty Images ※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号「PGAツアー 2024総まとめ」より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト