立民・梅谷氏、有権者に日本酒 公選法抵触か、選挙区内の新年会
立憲民主党の梅谷守衆院議員(新潟6区)が、自身の選挙区内で開かれた会合に出席し、有権者に日本酒を渡していたことが20日、事務所への取材で分かった。新潟県上越市の町内会関係者は取材に、今年1月の新年会で梅谷氏から日本酒一升瓶を受け取ったと証言した。有権者への金品提供を禁じる公選法に抵触する恐れがある。 【写真】取材に応じる梅谷守氏「軽率だった」と陳謝 のし紙付きの酒1本手渡し
梅谷氏の事務所は同日、共同通信の質問状に「会合の対価として提供した」と回答し、日本酒を渡したことを認めた。「今後は疑義を生じさせかねない物品などの提供は差し控える」とコメント。会合の日時や場所、物品提供があった回数といった詳細は明らかにしなかった。 上越市の町内会関係者は取材に「梅谷氏が新年のあいさつとして一升瓶をくれたと思った」と振り返り、公選法に触れる可能性があるとの認識はなかったとした。 立民の安住淳国対委員長は国会内で記者団に「不注意だったのかもしれない」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「アウトだ。明確に法令違反で許されない。弁解のしようがないだろう」と述べた。