「大好きなカープのユニホームで野球人生を終えることができて本当に幸せ」野村祐輔 先発一筋211試合 ラスト登板 広島(10月5日)
さらにスピーチの後にはうれしいサプライズも…。 広陵高校時代の監督・中井哲之 さんと明治大学時代の監督・善波達也 さんが花束を持って登場。思いも寄らぬ恩師たちの姿についにこらえた涙があふれます。 チームメイトからの胴上げには晴れやかな笑顔を見せた野村。7回、宙に舞うとその後は客席にサインボールを投げながら、大学の後輩・森下暢仁 や高校の後輩の 中村奨成 らとともに場内を1周。花束を1つひとつ受け取った野村は最後までファンの声援に応え続け、現役生活に幕を下ろしました。 青山高治 キャスター 本当に野村投手には「お疲れさまでした。ありがとうございました」と伝えたいです。 RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん 「そうですね。いっしょにやったメンバーで今、見てもぐっと来るものがあったんですけども、いい表情をしているなと。やり切ったなという表情をしていました。 青山高治 キャスター 今シーズン最多の3万2000人を超えるお客さんに囲まれての引退セレモニーですもんね。 天谷宗一郎 さん これに関しては野村投手の人柄とこれまでのカープに与えた影響の大きさをファンのみなさんが知っているからこその数字なのかなと思います。 田村友里 キャスター ご本人、自分から前に出るタイプの方ではないというか、クールなタイプじゃないですか。そんな野村選手を同期の 菊池涼介 選手が肩をもみながら前に前に押し出していく姿とか、あと、ファンのみなさんがご本人以上に号泣されている姿を見て、本当に愛されていたんだなって、わたしも見てぐっと来るものがありました。 青山高治 キャスター 先発一筋、211試合ですからホームの試合ではまっさらなマウンドに上がり続けたっていうことですもんね。 天谷宗一郎 さん 誰もができることではないと思いますし、彼が今後、どうなるかわかりませんけども野村投手が培ったものを若い人たちはたくさん教えてほしいし、知りたいところはあると思うんです。