福島ユナイテッドFC J2昇格へ向け正念場 キーマンの森晃太選手と針谷岳晃選手が意気込み語る
福島テレビ
J3のリーグ戦は残り2試合。J2昇格プレーオフ圏内の6位につける福島ユナイテッドは、ホーム最終戦を11月17日に迎える。7位のアスルクラロ沼津に勝ち、「昇格」をぐっと近づけることができるか!?“大一番”が迫っている! <昇格へのアツイ思い> 福島ユナイテッドFC の大関友翔選手は「何より昇格したいと思っている。雰囲気も良いし、自分たちのモチベーションも高いかな」と語り、塩浜遼選手は「プレーオフに向けて、どうしても勝ちが必要。自分たちのサッカーをしながらも、しっかり勝ち切ってプレーオフにまた近づけるように」と話す。 寺田周平監督も「この期に及んでミスを恐れ始めたら、全部俺たちが今までやってきたこと、全部台無しになる。ミスを恐れてやったら、絶対俺たちのサッカーできない。ミスなんて気にしないで、どんどんチャレンジすること。最後2節になったところでもチャレンジしていかないと!」と選手たちを鼓舞する。 <進化する 福島スタイル> 今シーズンの福島は、攻撃的で躍動感のある「福島スタイル」が更に進化している。その成果は、J3リーグ史上最多となる1試合9得点を記録した第11節のホーム戦や、過去最多の5,471人の観客を集めた第26節のホーム戦などに表れている。 < 全試合出場の二人が語る今シーズン> チームに欠かせない存在として、森選手と針谷選手の名前が挙がる。二人だけがここまで全試合に出場している選手だ。 森選手は積極的な仕掛けが持ち味で、1試合の平均シュート数2.7本はJ3リーグ3位のトップクラス。今シーズンはチーム2位の8得点を挙げ、3試合連続ゴールを決める活躍を見せている。 一方の針谷選手は、高い足下技術を活かしたパスやフリーキックの精度の高さでチームを牽引。多くのゴールを生む「起点」となっている。前節のアウェイ戦では、針谷選手のコーナーキックから先制点が生まれ、J2昇格への望みをつないだ。この一点が、チームの運命を大きく左右する可能性がある。 < チームの雰囲気と昇格への思い> 針谷選手は今シーズンの好調の理由について、「監督が"常にサッカーを楽しめ"と言ってくださっているので、僕たちは楽しみながらやって、なおかつ結果もついてきているのでそこが自信になっていいのかな」と語る。 加入4年目の森選手も、「チーム全員が楽しくプレーしていて、年齢関係なくやれているのですごくいい雰囲気かと思います」とチームの雰囲気の良さを強調する。昇格への思いについては、「この順位にいることもあまりなかったので、昇格できるチャンスなので頑張りたい」と意気込みを見せた。 < ホーム最終戦に向けて> 残り2試合、福島はプレーオフ圏内の6位に位置している。プレーオフは3位から6位までのチームがJ2昇格の"最後の一枠"を争う。ホーム最終戦の相手である沼津とは勝ち点がわずか「1」しか離れておらず、最後まで予断を許さない戦いが続いている。 森選手は「勝ちしかないと思います」と断言し、「攻撃的なチームなので点が取れればサポーターのみなさんも喜ぶと思うので期待していてください」と意気込む。 針谷選手も「プレーオフを争うライバルなので、ここで僕たちが勝って自分たちがプレーオフに行くという強い気持ちを見せたい」と決意を語った。 <サポーターへのメッセージ> 最後に針谷選手は、サポーターに向けて「ぜひスタジアムに来て全力で応援していただければ、僕たちもそれに応えるので、スタジアムで楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。 ホーム最終戦は11月17日午後2時キックオフ。「とうほう・みんなのスタジアム」で、福島ユナイテッドの熱い戦いが繰り広げられる。J2昇格への大きな一歩となるか、注目だ。
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