映画、ライブ、テーマパーク――体験を充実させるために「予習」は必要か?
予習をしないことへの不安
予習は必要かというよりも、予習をしないことに対して不安を覚えます。これは私だけではなく、現代の消費者に共通して言えそうです。その背景には、お金も時間も有限であること、SNSでの体験共有が当たり前になった現代社会の環境があります。「投資した時間やお金に対して最大限の価値を感じたい」「失敗したくない」という消費者心理は、特にZ世代に顕著だと言われ注目されていますが、実際のところは年齢を問わず広がっているのではないでしょうか。 また私自身の体験から、予習には両面性があることに気づきました。プリキュアの映画では予習が効を奏し、作品への理解が深まったことで感動も大きくなりました。一方で、ディズニーランドのアトラクションやNewJeansのファンミーティングでは、予習不足を後悔しながらも、楽しめた面もありました。 企業側は、消費者の「失敗したくない」という心理に寄り添い、予習をしやすくするための適切な情報提供が求められる一方で、予習の有無に関わらず満足できるような体験も提供する必要がありそうです。 ご感想、ご意見があればぜひ、お気軽に私のXアカウント(@sweet_chiho)へリプライをいただければ幸いです。