映画、ライブ、テーマパーク――体験を充実させるために「予習」は必要か?
アトラクションを楽しむために作品理解は必要か
事前の計画のおかげで充実した1日ではあったのですが、予習足らずな部分もありました。それはディズニーの映画を十分に見られなかったことです。子どもの頃に当時の映画はたくさん見ていたのですが、最近のディズニー映画は視聴していないものも多く、アトラクションやショーを120%楽しめたかと言われると難しいところです。 たとえば、ディズニー映画『ベイマックス』をテーマにした世界初のアトラクション『ベイマックスのハッピーライド』に乗ったときのこと。アトラクションそのものは楽しめましたが、アトラクションのコンセプトや登場するセリフの意味が理解できず、「ちゃんと映画を見ておけば、もっと楽しめたのに」と後悔しました。
ライブに予習は必要か? NewJeansファンミーティングでの気づき
6月に『NewJeans Bunnies Camp 2024 Tokyo Dome』というNewJeansのファンミーティングに行きました。長女と2人で行くことにしたので、YouTubeでミュージックビデオやパフォーマンスを見たり、音楽を聴いたりしてみっちりと予習し、「もう知らない曲はない!」という状態にはなりました。 しかし予習に必要なのは音楽だけではないのです。NewJeansの公式サイトには応援方法が掲載されています。ライブをより楽しむために必要な要素だと理解していたのですが、時間的な制約もあり、そこまでは手が回らないまま当日を迎えることに……。 当日、東京ドームに響き渡るNewJeansの歌声とパフォーマンスは圧巻でした。5人のステージを目の前で見られることだけでも感動的で、あっという間に時間が過ぎていきました。ただ、周りのファンの方々が息の合った掛け声やコールを送る中、私たちは耳を傾けながらその場で真似てみる程度しかできず、少し心残りとなりました。予習の必要性はわかっていたので、NewJeansに対しても、ファンのみなさんに対しても申し訳ない気持ちが残りました。