パリ世代は誰がいる? 2026年北中米W杯の理想スタメン。最もチャンスがありそうなのは中盤。五輪不出場でも期待したいのは...
鈴木彩は正守護神に近い存在
シャドーのポジションでは鈴木唯人も面白い。2列目は代表でも屈指の激戦区で、久保、鎌田大地、南野拓実、右ウイングバックでもプレーできる堂安律、伊東純也、左ウイングバックを兼務する三笘薫、中村敬斗と充実のラインナップだ。 だが、鎌田、南野、伊東はキャリアのピークを迎えており、本大会までに所属チームでの状況を含めて、どのようになっているか分からない。そうした意味でもブレンビーで成長を続けている鈴木唯にも入り込む余地がある。 パリ五輪はクラブ事情で参戦できなかったが、推進力と決定力は折り紙付き。6月にはワールドカップのアジア2次予選で代表デビューを飾っており、コンスタントに結果を残せれば、ワールドカップも見てくるはずだ。 その他では細谷真大、高井幸大、鈴木彩艶、小久保玲央ブライアンに注目したい。細谷は上田綺世、小川航基といった欧州で経験を積んでいるストライカーとの勝負になる。次のステップに移る時期に差し掛かっており、欧州挑戦も含めてさらに経験を積みたい。 高井はCBの谷口彰悟がベテランの域に入ってきている点を考えれば、川崎の先輩との争いに勝てれば割って入るかもしれない。GKは今季からセリエAのパルマでプレーする鈴木彩が正守護神に近い存在。今季からシント=トロイデンに加わった小久保は早い段階でポジションを掴めれば、メンバー入りの可能性が広がってくる。 パリ世代の新たな戦いは始まったばかり。A代表の次なる活動は9月のワールドカップ・アジア最終予選となる。まずはここでどれだけの選手がピックアップされるか注目だ。 文●松尾祐希(サッカーライター)
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