竜王戦第5局2日目の勝負めしは藤井聡太竜王「太刀魚一本揚げ天丼」佐々木勇気八段「さばきたて本まぐろ三種丼」
和歌山県和歌山市の「和歌山城ホール」で28日、藤井聡太竜王=名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=と挑戦者・佐々木勇気八段が前日から指し継いでいる将棋・第37期竜王戦七番勝負第5局2日目は午後0時30分に昼食休憩に入り、午後1時30分に再開された。 シリーズ2勝2敗で勝者が竜王制覇に王手をかける紀州決戦のラスト勝負めしは、先手・藤井が「太刀魚一本揚げ天丼」。その日のうちに水揚げされた新鮮な太刀魚の天ぷらがドンと乗り、和風おろしダレが味を引き立てている。佐々木が太刀打ちできない中終盤にできるか。 後手・佐々木は「さばきたて本鮪(まぐろ)三種丼」。本州最南端の和歌山・串本町は本まぐろの養殖が盛んで、冷凍されていない生まぐろの大トロ、中トロ、赤身が食べ比べられる。藤井の指し手も上手くさばきたい。 対局は昼食突入時で66手まで。佐々木が作った馬を巡る攻防が展開される中、藤井がじわじわとリードを広げた。昼食時で残り時間は藤井2時間16分、佐々木3時間15分。
報知新聞社