夫やパートナーは大丈夫?【男性更年期】を疑う48歳会社員がクリニックを受診してみた|美ST
果たして診断結果は?
「男性ホルモンのテストステロン、フリーテストステロンとも基準値ですが、症状はあるので、男性更年期と言えます。タンパク質多めのバランスのよい食事を心がけましょう」(辻村先生)
結果を見てどうでしたか?
『採血と先生の診察でモヤモヤが解消!不調を感じたら抱え込まずに相談すべき』 男性更年期かなぁ…と思いつつ、仕事を優先し不調を認めず過ごしていました。採血&診察の結果で男性更年期は“障害”ではなく、誰にでも起きうることと理解したら安堵感を得て気分も晴れ晴れしました。
男性更年期を乗り越えた男性を取材「今だから言うけど、妻にはこうしてほしかった…」
家族構成:妻44歳、16歳男子、14歳女子、10歳男子 耳鼻咽喉科、精密検査、心療内科などを経て、男性更年期外来を受診。男性ホルモンを注射で補充したらあっという間に症状が軽減。
家庭や仕事で“期待”されることが男性ホルモンの上昇につながる!
「コロナ禍で仕事が激減したとき、目まいや立ちくらみ、人ごみへの恐怖心、睡眠障害を発症。妻に『男性更年期かも?』と伝えたところ理解してもらえず『情けない』、『怠けているの?』といった反応に酷く落ち込みました。男性は本来獲物を捕りに行くという意欲や体力が必要で、射止めたと実感すると気分が高揚し、男らしさを保つことができると思います。『今日も帰りが早いのね』、『休日なのに出かけないの?』など何気ない一言で追い込まれたと感じることもあるので、夫の心身の不調を感じたときは、『なんとかなるよ!』とか『心配しないで!』など励ましの言葉をかけてもらえると気持ちも晴れると思います」 \「こうしてほしかった」リスト/ 「大丈夫!大丈夫!」と励ましてほしかった 仕事の帰りが早くても怠けていると疑われたくなかった 「何とかなるから!」と不安を打ち消してほしかった 「加齢でしょ?」で終わらせてほしくなかった
パートナーはこうすべし!
「最近体力ないね」など昔と比べるようなことを言わない。不調で悩むパートナーに「加齢」の一言で片づけない。思いやりの一言をかけるなど、夫の不調に寄り添うよう心がけて。 2024年『美ST』2月号掲載 撮影/渡邉明日香(A-1) 取材/増野玲奈 編集/岡村宗勇