ヤクルト・西舘昂汰

ヤクルトは26日、1年目のシーズンを終えた西舘昂汰投手（23）に来季の契約を結ばないと通達したと発表した。育成契約を打診している。西舘は今季、専大からドラフト1位で入団。9月中旬、利き腕にあたる右肘の内側側副靭帯（じんたい）再建術（通称トミー・ジョン手術）を受けていた。 今季は1月の新人合同自主トレーニング中に右肘痛を発症。約2カ月間のノースローを経て、6月9日のイースタン・リーグ、西武戦（上尾）で実戦デビューした。その後は間隔を空けながら5試合に登板し1勝1敗、防御率5・00。8月13日を最後に登板機会はなかった。現在は実戦復帰を目指し、リハビリを進めている。 球団は育成の沼田翔平投手（24）にも来季の契約を結ばないと通達。育成での再契約を打診した。 ■西舘　昂汰（にしだて・こうた）　2001（平成13）年6月9日生まれ、23歳。福岡県出身。筑陽学園高では3年春夏に甲子園出場。専大では4年間、東都大学リーグ2部だったが3年秋に最優秀投手、4年秋はベストナインを受賞した。24年、ドラフト1位でヤクルト入団。6月9日のイースタン・リーグ、西武戦で実戦デビューした。189センチ、94キロ。右投げ右打ち。年俸1600万円。