「年収500万円」の会社員。定年後も「再雇用」で働く予定だったけど、毎月の給料が「20万円」に!? 減った収入を補填する制度とは?
再雇用後に減った収入を補填してくれる制度とは?
再雇用後に給与が大きく減額されてしまうことで、今まで通りの生活が送れないのではないかと不安に思う人もいるでしょう。その場合は「高年齢雇用継続給付金」を検討してみましょう。 高年齢雇用継続給付金とは、60歳以後の賃金が60歳時点の75%未満に減ってしまった際に、毎月の賃金を補填してくれる制度です。対象者は再就職手当金などの基本手当を受給していない60歳以上65歳未満の方で、最高で賃金額の15%に相当する額を支給してもらえます。詳しく知りたい人は近くのハローワークで確認してみましょう。
再雇用後は給与が減る可能性が高いため、減額分は給付金も検討
定年を迎えた後も再雇用で働く場合、雇用条件が見直されるため、定年前と比べて給与が減額される可能性があります。また定年後も仕事内容や業務負担が変わらない業種も多くあるようです。 再雇用になって給与が下がり生活費に不安を感じる場合は、条件を満たせば「高年齢雇用継続給付金」が受け取れます。生活の補填として活用することを検討してみましょう。 出典 内閣府 令和2年版高齢社会白書(全体版) 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査 独立行政法人労働政策研究・研修機構 高年齢者の雇用に関する調査(2020年3月) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部