大谷翔平「僕の中では終わっていない。まだ続いている」 水原一平氏の問題、穏やかな表情で語る
ドジャースの大谷翔平投手(30)が29日放送のNHKスペシャル「メジャーリーガー大谷翔平 2024 試練と決断 そして頂点へ」でロングインタビューに応じ、専属通訳だった水原一平氏が違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇された問題について語った。 【画像あり】 水原一平容疑者 法廷内での様子公開 頬が少しこけて…緊張した様子はなし 水原氏の騒動を受けて、大谷は現地時間3月25日に会見し、「信頼していた方の過ちで、悲しいしショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなに嘘をついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明した。 番組のインタビューで、水原氏を責める言葉はなかったことについて聞かれると「会見の時は正しいことを説明するっていうのが目的ではあったので、そこに集中というか、このこと自体の正しい見通しというか、起きてることの状況説明がメーンではあったので、そこに努めていた感じですね」と回想。 そして「僕の中ではまだ別に終わっていないというか。まだ続いていることではあるので、今その時がどうだったかみたいなことではなくて、それがずっと続いているという感じなんですけど」と穏やかな表情で続けた。 水原氏の問題が発覚したのは韓国で行われた3月21日の開幕第2戦の試合前。大谷はその後自己ワースト40打席不発だったが、4月3日の本拠でのジャイアンツ戦で移籍後初本塁打となる今季1号を放ち、ショックを払拭した。 「睡眠が足りていない日が続いていた。いや、もう、やることが多すぎて…色んな人と話さないといけないし、あの状況説明も含めてね。なので単純にもう時間がないというか。そういうのを午前中とかゲームに行く前にやって、球場に来て“はい、プレーです”みたいな感じなので、時間がないなって感じでしたね、最初の方は」と当時を振り返った。