年金保険料の免除申請がマイナポータルでできるの?意外なこと4選
行政手続きをデジタル化し国民の利便性を高める政策を推進するために、政府はデジタル庁を立ち上げるなどの対策を進めています。 【写真で見る】え、年金保険料の免除申請がマイナポータルでできる?他にも便利なサービス デジタル化を推進するためのツールが、マイナンバーカードやマイナポータルです。 本記事では、マイナポータルでできる意外なことについて解説します。シーズン真っ只中の確定申告も、実はマイナポータルを利用すると簡素化できる可能性があります。 年金保険料の免除申請など「面倒な手続きを簡素化できるもの」を中心に紹介しますので、活用を検討してみましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
マイナポータルとは
マイナポータルとは、行政手続に関する政府のオンライン窓口です。 従来、官公庁などに行って紙面で行っていた手続きなどを、自宅でオンラインでできるようになります。 マイナポータルは、パソコンだけでなくスマートフォンを使って24時間利用できるため、場所や時間に縛られることなく情報の確認や行政手続きが可能です。 マイナポータルは進化途中でこれからもできることが増えるため、マイナポータルでできることを知らないと損をすることもあります。 まずは、現時点でできることを確認しておきましょう。 本記事では、マイナポータルでできる意外なこと4選を紹介します。
マイナポータルでできること1. 年末調整や確定申告の簡略化
マイナポータルでできることの1つが、「年末調整」や「確定申告」などの税務手続きです。 年末調整で会社員が面倒に感じるものの1つが、年末調整に使用する各種控除証明書の収集でしょう。 異なる時期に勤務先から交付されたり保険会社などから郵送されたりして、紛失する人も多いのが実情です。 マイナポータルを利用すれば、マイナポータルと連携したデータベースから各種控除証明書のデータを一括取得し、控除申告書を作成できます。 取得できる控除証明書は次の通りです。 ・保険料控除証明書(生命保険料や地震保険料など) ・小規模企業共済等控除証明書(iDeCoの掛金など) ・住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書(住宅ローン控除に利用) ・寄附金受領証明書・寄附金控除に関する証明書(ふるさと納税したときに利用) ・特定口座年間取引報告書(株式売買などをしたときに利用) ・公的年金等の源泉徴収票 確定申告は国税庁のe-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用してオンライン申告しますが、マイナポータルと連携すれば前述の各種控除のデータを申告書に自動入力できるなど、申告手続きが大幅に簡略化できます。