【ボートレース】馬場貴也が太閤賞初V!…住之江・太閤賞
◆G1太閤賞競走開設68周年記念(5日・ボートレース住之江・最終日) ボートレース住之江「G1太閤賞競走・開設68周年記念」の優勝戦は最終日の5日、第12Rで行われ、1号艇の馬場貴也(40)=滋賀=がイン速攻で優勝。太閤賞初V、G1は通算7度目の優勝を果たし、V賞金1200万円を獲得した。2着は菊地孝平、3着は深谷知博が入った。 2022年のMVP男・馬場が復活ののろしを上げるG1優勝だ。レースはインから馬場、松井、菊地がスローで4カドの深谷、小池、和田が引っ張り枠なり3対3。速いS合戦となるも、馬場もインからコンマ07を打って余裕の先まい。松井の差し、菊地の全速、小池のまくり差しは届かず、そのまま一気に押し切った。 予選道中は安定した走りをみせるも4日目の後半12R、一般戦のドリームエキシビションで転覆。同じレース、妨害の山口剛(帰郷)が賞典除外となり、予選2位からトップに。このツキを生かし準優逃げて優勝戦1枠を得た。だが、転覆による足落ちの課題が残った。 そこで行ったセット交換が奏功。「整備で良くなりました。特に直線が」と他に負けない足に仕上げて快勝だ。このVで賞金も約5923万円(ランク4位)としグランプリ出場へ好視界となった。「この優勝で昨年のグランプリ(初戦に妨害)の苦い思い出を乗り越えられた。あとは今年のグランプリで結果を出したい」と本当のリベンジへ、さらに上を見すえた。 (吉井 豊)
報知新聞社