能登の大動脈復活 復旧、復興加速に期待 能越道、里山海道で対面再開
能越自動車道・のと里山海道ののと里山空港―徳田大津インターチェンジ(IC)間(延長33・2キロ)で17日正午、対面通行が再開した。同区間は能登半島地震の影響で、輪島方面への一方通行となっていたが、応急復旧がほぼ完了した。物資輸送の円滑化のほか、災害ボランティアや工事に携わる業者の作業時間延長が期待され、復旧、復興がスピードアップしそうだ。 ●能登大橋周辺は9月 この区間のうち、被害が大きい能登大橋(穴水町)周辺は大規模崩落で応急復旧に時間がかかっており、9月末までの対面通行開始を目指す。別所岳サービスエリア(SA)は金沢方面でトイレの利用が可能となった。輪島方面のSAについては当面の間、閉鎖を継続する。 石川県警は対面通行再開に合わせ、のと里山海道の横田ICで信号機の運用を始めた。