平畠啓史チョイス“至極の11人”|MVPはストレスを解消してくれる快足FW。大迫の浮き球処理は芸術の域【J1月間ベストイレブン9月】
首位広島と2位神戸は勝点1差。おもしろくなってきました!
右の中盤には広島の加藤陸次樹。充実の広島にあって、攻撃を牽引しているのは間違いなく加藤。今月は2ゴール・1アシストだが、今月に限らず常に攻撃を牽引し、広島に欠かせないピースの一人である。 左サイドに置かせていただくことにしたのは名古屋の永井謙佑。とにかく速い! そして、その永井の速さを活かした名古屋のカウンターが見ていて気持ちいい! 2ゴール・2アシストで名古屋の3連勝に大きく貢献した。 FWは川崎のエリソンと神戸の大迫勇也。新潟戦で5ゴールすべてに絡み、2ゴール・2アシストのエリソン。山田新との2トップは破壊力抜群。前線からの守備でもチームに勢いをもたらした。 神戸の大迫は9月1日の福岡戦で2ゴール。ただ、それ以上にその後の試合の3アシストに注目したい。ここに神戸のさらなる進化が見られる。大迫にマークは集中する。それを巧みに利用してチームとしてゴールを生み出していく。シュートもうまいがパスも一級品の大迫。いや、ゴールに関係なくとも浮き球の処理は芸術の域で別次元。大迫以外の選手がゴールすることで、マークは分散し大迫のゴールの可能性が今後さらに高まっていくだろう。 気づけば神戸が2位で首位広島と勝点差「1」。おもしろくなってきました! そして今月のMVPは名古屋の永井。走るだけでスタジアムを沸かせられる選手は多くはない。さらにカウンターを見事に完結させて、スタジアムに歓喜をもたらすことができる。少しくらいのストレスやモヤモヤなら永井が解消してくれる。痛快なプレーを披露した永井を9月のMVPにします! 取材・文●平畠啓史
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