ドジャース・フリーマン、WS新記録6試合連続HR「かなりクール。明日も打ちたい」 第5戦の対コールへ「各選手が何をすべきか理解している」
【ロサンゼルス29日(日本時間30日)】米大リーグ、ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)がヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦の一回に2ランを放ち、ワールドシリーズで6試合連続本塁打の新記録を樹立した。ブレーブスで頂点に立った2021年の最後の2試合から今シリーズにかけてマーク。4―11で逆転負けし、快挙を白星で飾ることはできなかったが、ベテランが絶好調だ。 【写真】ヤンキース・ジャッジと談笑する大谷 絶好調のフリーマンが、また打った。一回1死二塁で、右翼席に運ぶ4試合連続本塁打。三塁を回ると、絶叫しながらホームを踏んだ。 「かなりクールだね。明日も打ちたいね」 メジャー通算2267安打を誇る左の強打者が、120度目のWSで2つの偉業を成し遂げた。WS第1戦から4戦連発は史上初。ブレーブスでプレーした2021年のWS第5、6戦を含めると、こちらも史上初の出場6試合連続本塁打をマークした。ドジャースが2020年以来、4年ぶり8度目の頂点に立てば、シリーズMVPの受賞は確実だ。 五回終了時、がん患者への支援と病気撲滅のイベントで両チームの選手とコーチ、審判団が啓発のカードを手にした。10歳のときに母を皮膚がんで亡くしているフリーマンは「がんは私の家族にとって、とても身近な問題。ヤンキースタジアムでの啓発活動に参加できることは素晴らしい」と語り、カードには『MY MOM(僕の母)』と記した。 第5戦は、第1戦で6回4安打1得点に封じられた右腕コールと対決する。第1戦の一回に三塁打を放った後の2打席は凡退。「(攻略は)簡単ではない。打線がより多くの得点を挙げる展開を望みたい。このチームは各選手が何をすべきか理解している」と、ナインへの信頼を口にした。(山田結軌)