永世棋聖資格保持者の佐藤康光九段が“初参戦”行方尚史九段と激突!決勝進出を決めるのはどっちだ/将棋・達人戦
将棋の第2回達人戦立川立飛杯準決勝第2局が12月4日に行われ、午後2時45分から佐藤康光九段(55)と行方尚史九段(50)が対局を開始した。振り駒の結果、先手は行方九段に決まった。 【映像】佐藤九段VS行方九段 注目の準決勝 佐藤九段は、1987年3月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:29期)、順位戦B級1組(A級以上:26期)。タイトルは永世称号を持つ棋聖の6期を含め計13期で、棋戦優勝も12回を誇る。序盤から発想力豊かな将棋を展開することでも知られている。2度目の参戦となった今期は、前日の準々決勝で木村一基九段(51)に勝利。勢いそのままに二代目達人を目指したい。 行方九段は、1993年10月に四段昇段。竜王戦3組(1組:7期)、順位戦B級2組(A級:6期)。タイトル獲得はないものの名人、王位で挑戦経験があり、早指し新鋭戦と朝日杯で棋戦優勝を飾っている。達人戦は今期が初出場ながら、予選で歴代タイトルホルダーを次々に敗り本戦へ。3日に行われた準々決勝では、前回覇者の羽生善治九段(54)から白星を飾った。 両者の公式戦対戦はこれまでに28局あり、行方九段の16勝12敗。直近10戦の対戦でも行方九段が10勝2敗と大きく勝ち越しているものの、最新の対戦では佐藤九段が白星を飾っている。2022年11月の第8期叡王戦九段戦決勝以来となる本局を制するのはどちらか。 達人戦は、2024年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。第2回大会は53人とシード棋士4人の合計57人が出場。「達人」の称号を目指し、熱い戦いが繰り広げられている。本戦の持ち時間は各30分、切れたら一手30秒未満。先手・後手は振り駒で決定する。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部