ファンの信頼も失った？

コパ・アメリカ優勝の祝賀ムードもすっかり台無しに photo/Getty Images

チェルシーMFエンソ・フェルナンデスが自身のInstagramに投稿（現在は削除）した動画が炎上している。 E・フェルナンデスはアルゼンチン代表でのコパ・アメリカ優勝の祝賀会において、フランスの選手がアンゴラ出身であるとか、母親はナイジェリア人で父親がカメルーン人なのにフランス人だなどといった内容が含まれたチャントを合唱したものを投稿。これに対しチームメイトのウェズレイ・フォファナが強い不快感を示したほか、チームも声明を出し選手の差別的行為を非難した。 「チェルシー・フットボールクラブは、いかなる形の差別的行為もまったく容認できないと考えています。我々はあらゆる文化、コミュニティ、アイデンティティを持つ人々が歓迎される、多様性のある包括的なクラブであることを誇りに思っています。我々は選手の公の謝罪を認識、感謝しており、これを啓蒙の機会として活用するつもりです。クラブは内部で懲戒手続きを開始しました」 チェルシーはこのような声明を出した。当のE・フェルナンデスはこの行為について謝罪したが、ファンの怒りは収まらないようだ。英『Daily Mail』は、SNSに投稿された怒りの声を拾い上げて紹介している。 「エンソ・フェルナンデスをクラブから追い出せ。冗談じゃない」 「チェルシーは彼との契約を解除すべきだ。そうしなければ、二度と彼らの試合は見ないだろう」 「チェルシーでプレイする資格はない」 E・フェルナンデスは異例の長期契約でチェルシーへ移籍し、2032年まで契約を8年間残している。だが今回の愚かな行為によって、ファンの信頼をすっかり失ってしまったのかもしれない。FIFAおよびクラブが彼にどのような処分を下すのか、注目される。