日本代表に敗れて会見で“激怒”のサウジ代表監督「マンチーニはお騒がせ者であり続ける」と母国イタリア紙から皮肉が相次ぐ | 2026年W杯アジア最終予選
【サッカー日本代表 ニュース】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3戦で日本代表に敗れたサウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督には、母国イタリアのメディアから皮肉が綴られている。 【動画】日本が“鬼門突破”で3連勝!鎌田の先制弾、小川のトドメ弾などアウェイで難敵サウジを撃破!
日本代表は10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の3節でサウジアラビアとアウェーで対戦。14分に鎌田大地のゴールで先制すると、その後に迎えたピンチをしのいでリードを守ると、81分には小川航基が追加点を挙げて2-0と勝利し、勝ち点「9」で2位以下との差を広げた。 一方、ホームでの一戦に敗れ、勝ち点「4」でオーストラリアやバーレーンに並ばれたサウジアラビアの指揮官ロベルト・マンチーニは落胆を隠せず、試合後の会見の場できわどい質問に息を巻いた。すると母国メディアが注目。約1年前、イタリア代表指揮官の座を電撃辞任し、サウジアラビア行きを選択して物議を醸したマンチーニに皮肉を述べた。 イタリア紙『Tuttosport』は11日、「マンチーニはお騒がせ者であり続ける…記者は反応できず」の見出しで報道。「明らかに失望した様子で会見場に現れたマンチーニ」が、自身の高額な年俸とピッチでのパフォーマンスについて記者から問われると、「指揮官はすぐに遮って、質問を終える時間すら与えず、かなりイライラして『君は私の銀行口座を見たいのかな?』と即答した」と伝えた。「記者を石化させる回答から、サウジアラビアのベンチでまだ爪痕を残せていない指揮官の全フラストレーションが明らかになった」との見解も示した。 『Corriere dello Sport』もまた、「マンチーニがサウジアラビアの敗戦後、記者を攻撃」と綴って元イタリア代表監督の動向に注目。「W杯予選において日本にホームで敗れ、元アッズーリの指揮官は日本人記者の質問にいら立った」と報じた。 続いて、W杯出場権獲得を目指すほか、開催国として迎えるAFCアジアカップ2027を見据えてサウジアラビア代表監督に就任したものの、ここまで17試合でわずか7勝にとどまっているマンチーニと、その後任としてイタリア代表指揮官の座に就いたルチアーノ・スパレッティとを比較した。 「スパレッティの新生イタリアは、彼(マンチーニ)の指揮下の最良の時期のような納得できるパフォーマンスが戻り始めたように見える。一方、元アッズーリ指揮官のマンチーニは、サウジアラビア代表監督として簡単とは言えない時期を過ごしている」と皮肉を述べた。『Il Fatto Quotidiano』も同様に、日本との対戦後のイタリア人指揮官の発言を伝え、「マンチーニは激怒し、会見場を凍り付かせた」などと報じた。
【関連記事】
- ●サウジ戦で先制弾を挙げた鎌田大地「僕のゴールより、ここでの初勝利が大きい」
- ●アッズーリを辞めてサウジアラビア代表監督に就任したマンチーニが告白「あと10年伊代表にいてもよかった。極めて残念」
- ●「最高に親切だった日本のベッカム」伊解説陣が語る元セリエAの日本人選手たち…本田圭佑を伊記者が絶賛、中田英&中村俊、森本らにも持論「一番熱狂した」のは?
- ●ドイツW杯覇者のトッティ氏、首位突破の日本やモロッコなどアジア&アフリカの躍進に「楽しめた。数年前まで不可能に見えたが…」
- ●フランスに16年ぶり勝利のイタリア「最強選手が戻ってきた」アッズーリの復権へスパレッティ監督が明かす変化「狂気に駆られる可能性があったが…」