キリオスはビッグサーバー対決となったシングルス復帰戦でエムペシ ペリカールに惜敗 [ブリスベン国際/テニス]
キリオスはビッグサーバー対決となったシングルス復帰戦でエムペシ ペリカールに惜敗 [ブリスベン国際/テニス]
2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「ブリスベン国際」(ATP250/オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)は21歳のジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)に6-7(2) 7-6(4) 6-7(3)で競り負けた。 ~ブリスベン国際で初戦を突破した21歳のエムペシ ペリカール選手~ 試合はお互いに2度ずつブレークポイントをセーブしてすべてサービスキープで進んだが、15本だったキリオスの倍以上となる36本のサービスエースを叩き込んだエムペシ ペリカールが2時間27分の接戦を制した。 2022年ウインブルドンで準優勝したあとワシントンDCでタイトルを獲得するなどして世界ランクを一時19位まで上げながら度重なるケガで翌年は1大会にしか出場できずに終わったキリオスはワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのダブルスで前日に復帰戦を戦い、アレクサンダー・エルラー(オーストリア)/アンドレアス・ミース(ドイツ)を6-4 6-7(4) [10-8]で倒していた。 「いい試合ができた。彼(キリオス)は随所にいいプレーを披露してくれた。彼は自身満ちていて、サービスがよかった。僕はベストを尽くそうと心掛け、それが功を奏したと思う」と2024年ATPアワードでもっとも上達した選手賞に選ばれたエムペシ ペリカールは試合を振り返った。 「ニックと対戦するのをとても楽しみにしていたんだ。勝つことができて凄くうれしいよ。サービスがものを言う試合になることはわかっていた。あと2日でうまく回復できるよう願っている」 エムペシ ペリカールは次のラウンドで、ワイルドカードを得て参戦したアダム・ウォルトン(オーストラリア)を7-6(5) 6-3で破って勝ち上がった第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。 そのほかの試合では第1シードのジョコビッチ、マッテオ・アルナルディ(イタリア)、ヤクブ・メンシク(チェコ)、38歳のガエル・モンフィス(フランス)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア) 、ライリー・オペルカ(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。 第7シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)はアルナルディに3-6 2-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。
テニスマガジン編集部