少年院生とNPOが共同で日めくりカレンダー製作 CF4日で目標額達成
少年院在院生と少年院出院後に生き直しの道を歩んでいる出院者たちが11月12日、愛知少年院(豊田市浄水町)で「俺たちの日めくりカレンダー」の製作に取り組んだ。(豊田経済新聞) 【写真】少年院生とNPOが共同で日めくりカレンダー製作 CF4日で目標額達成 同取り組みは、少年院出院者らの社会復帰を支援しているNPO法人「再非行防止サポートセンター愛知」(名古屋市守山区)が、少年院生や出院者からメッセージを集めた日めくりカレンダーを作り、少年院生に使ってもらうことで再非行を減らすきっかけにしようと企画したもの。法務省矯正局少年矯正課や名古屋矯正管区、愛知少年院など関係機関と協議を重ね、共同製作が実現した。 今回製作するのは、少年院在院生や少年院出院者が考えた30字以内のメッセージを日付とともに掲載した1カ月の卓上式の日めくり形式で、製作費はクラウドファンディング(CF)で募った。 この日は少年院で生活している在院生8人とNPOスタッフ7人が愛知少年院の法務教官とともに、日めくりカレンダーの8日分の内容を仕上げた。 製作費を集めるためのCFは、製作開始翌日の13日にスタートしたが、4日目の17日朝には目標額に達した。 同NPOの高坂朝人理事長は「丸4日が経過する前に目標がゴールとなり、応援してくださった一人一人の真心に感謝している。製作費は集まったので、一つずつ着実に進めていく。県外の少年院、地域にも、この企画が広がるように力を合わせていきたい」と意義を語る。 来年3月に計500部の日めくりカレンダーを完成させる予定。
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