営業時間中のほとんどを店で過ごすごま君は窓から外を眺めるのも大好き

　埼玉県小川町にある創業21年のビール醸造所に、愛飲家の舌を唸らせるビールと、愛猫家が酔いしれてしまう看板猫の存在を聞きつけ、平日の昼間に訪ねてみました。醸造所の2階にはBARがあり、オーナーの鈴木等・由実子夫妻が、有機農業が盛んな小川町産の食材や、自家栽培の麦や雑穀で手作りするクラフトビールでもてなしてくれます。 おにぎりの具3きょうだい猫 　そしてお客さんの邪魔にならないように、隅っこの床で眠る白猫のごま君（2歳♂）を発見。8月の雨の日に近所のゴミ捨て場に野ざらしでいたところを緊急保護されたごま君。おでこに黒ごまのような模様があったものの、正式に家族として迎入れて成猫となった今はその模様が消え、名前にだけ「ごま」が残ったそうです。 「人見知りしない性格で、いつの間にか店に出勤するようになり、猫好きのお客さんの膝の上に乗って寝てしまうこともあります。私よりも夫にべったりで、どちらかというと物静かな男性が好きみたいです」と話す由実子さんの横で、うれしそうにごま君を抱っこする等さんは、元々は猫が苦手でも今はごま君にデレデレの様子。ごま君目当てで飲みにくる猫好き＆ビール好きの常連さんも多いようです。 　3階が住まい兼事務所で、2階には顔を見せないものの、三毛猫のおかかちゃん（4歳♀）とハチワレのおのりちゃん（4歳♀）の保護猫姉妹も健在。おにぎりの具3きょうだいの話を肴に飲む昼間からのビールは最高です。