リニア1時間複数本停車を 長野県がJR東海に要求へ
リニア中央新幹線で設置予定の長野県駅(仮称)=長野県飯田市=を巡り、県側がJR東海に「上下線で1時間当たり複数本の停車」を求める方針を固めたことが11日、県への取材で分かった。県はこれまで「1時間に1本以上」としていたが、より踏み込んだ形。今月下旬に予定されている阿部守一知事とJR東海の丹羽俊介社長の会談で伝える。 新駅周辺と地域を一体とした振興策を実現するため、県は一定本数以上の停車が不可欠と判断した。 阿部氏とJR東海社長の会談は2017年以降、毎年開かれている。県の資料によると、23年3月、金子慎社長(当時)と会談した際、阿部氏は「1時間に1本以上の早期表明」を求めた。