「軍人が来て、トランプをやるな!」元日本代表ハーフナー・マイクが北朝鮮での過酷な経験を回想「部屋にでかい鏡があって、怖い選手は...」
「空港での待ち時間は体感で5時間ぐらい」
元日本代表FWのハーフナー・マイク氏が、同世代の内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』に出演。13年前の北朝鮮遠征の知られざるエピソードを明かした。 【PHOTO】日本代表の北朝鮮戦出場16選手&監督の採点・寸評。及第点を上回ったのは4人、最高点は決勝弾の田中碧 両氏は2011年、ブラジル・ワールドカップのアジア3次予選で北朝鮮と対戦。貴重なアウェー戦を経験した。 ハーフナー氏は、敵地での過酷な体験をこう回想する。 「アウェーの洗礼というか、着いた瞬間から空港での待ち時間は体感で5時間ぐらい。携帯とか全部取り上げられて。やることないから誰かトランプ持ってきたんだよね。トランプやり始めたら、軍人が来て、『やるなっ!』って言われて。もうしゃべるしかないじゃん」 さらに、「部屋にでかい鏡があって、それが怖いって思った選手が、他の選手の部屋に行って泊まったりとか。俺はずっとそのでかい鏡の前で睨めっこしてた。誰か裏にいるのか、あっちが痺れをきらすか。おれが痺れを切らすか」と続けている。 そんな異常な経験をした試合から13年。3月26日に、森保ジャパンがその時以来となる敵地での試合に臨む予定だったが、北朝鮮側の意向によりまさかの中止に。日本代表が再び平壌に乗り込むのはいつになるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部