「ウェルピア伊予」存続求め署名活動開始 市民有志の会(愛媛)
建設から40年以上が経過し、施設が老朽化している伊予市総合文化施設「ウェルピア伊予」(同市下三谷)の今後をめぐり、市民でつくる「ウェルピア伊予の存続を求める有志の会」が12月中旬から存続を求めて署名活動を始めている。2025年1月末まで署名を集め、市長、市議会議長に提出する見込み。 施設は1981年4月に愛媛厚生年金休暇センターとしてオープン。2008年に市が取得し「ウェルピア伊予」として運営している。施設をめぐっては、6日の市議会一般質問の答弁で武智邦典市長が、建物の解体も含め、全面更新には概算で総額100億円を超える費用が必要と述べ「市の財政事情を考えると、現行施設を更新して運営を継続することは困難」と説明。防災機能や公園機能を残すことを基本に、複数の土地利用案を検討する方針を示している。
愛媛新聞社