ベネチアの名士による香り「ザ マーチャント オブ ヴェニス」が上陸 香水のルーツを遡るイベントを開催
ベネチアといえば、マルコ・ポーロ(Marco Polo)生誕の地。彼にオマージュを寄せたのが“ヴェネツィア&オリエント”シリーズ。ポーロがベネチアにもたらした東洋のお茶をベースにした香り2種類を陶器風のボトルで提案している。また、往年のオペラ歌手マリア・カラス(Maria Callas)生誕100周年を記念しカラスの財団から依頼されて製作したフレグランス“オードパルファム マリアカラス”を10月に発売する。フェニーチェ歌劇場の舞台に立つことが多くベネチアの滞在が長かったカラスの歌声を想起させるような神秘的な香りだ。
持続可能な香りで巡る世界各地 「TMOV」には、ジボダン社の“ソーシング・フォー・グッド”という原料産地のコミュニティーを支援するプログラムと提携した“アコルディ ディ プロフーモ”シリーズもある。ベルガモット イタリア、ネロリ モロッコ、チュベローザ インド、パチュリ インドネシアなど、古代の香水手稿(手書きの書類)に見られるような各国を象徴する原料を使用し、単品でも組み合わせても楽しめるフレグランスだ。このフレグランスの収益は、ジボダン社のプログラムに参加している生産者のコミュニティーの支援に使用される。