元金融機関職員が見た「インカムリッチ」の特徴。資産1億円超の「富裕層」が日本で増え続ける理由とは
現役世代が資産家に近づくためには
ここまで富裕層についてみていきましたが、現役世代の我々がどのようにしたら富裕層になれずとも近づくことができるのでしょうか。 富裕層の方たちは、すべてが「いきなり富裕層だった」訳でもありません。 日々の生活の中で意識していきたいポイントをみていこうと思います。 ●支出を見直す 小さなことかもしれませんが、日々の支出は意識していきましょう。塵も積もれば山となるで、支出を減らせれば自然と貯まる部分もできてきます。 ●短期的に考えない いきなり富裕層へのジャンプアップを目指すのではなく、計画的かつ長期的に考えていきましょう。 短期で富裕層になったという人も中にはいますが、かなりのリスクが伴うものです。 ●資産運用を活用する お金を貯めていく方法は、預貯金だけではありません。 富裕層になる為には、預貯金だけでは難しいものです。富裕層の方は投資信託や不動産、株式投資などの資産運用を活用し、効率的に増やしている方が多いです。
まとめにかえて
富裕層になるためには、行動することも大切ですが、日々の生活の中での意識も大切といえるでしょう。 例えば、情報収集を普段から意識していたり、自分には何ができるのかを模索したりすることなど、できることはあります。 行動に移すとなると時間がかかる場合もありますが、意識面についてはその日からでも取り掛かれます。 富裕層になるきっかけは多くありますが、大切なのは、目標に向かって一歩を踏み出すことです。 今は小さな一歩かもしれませんが、いずれこの一歩が大きな変化を生んでいるかもしれません。 まずは自分に何ができるのか調べてみることから始めてみてはどうでしょうか。
参考資料
・株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」 ・株式会社博報堂「新富裕層“インカムリッチ”生活者調査」レポート」(PRTIMES)
大庭 新太朗