首相、衆院選情勢に危機感 裏金「非常に批判強い」
石破茂首相は21日、奈良市で街頭演説し、衆院選で自民、公明両党が伸び悩んでいるとの報道各社の情勢報道に危機感を示した。自民派閥裏金事件を踏まえ「非常に批判は強い。あと6日間、もう一度深い反省と新しい気持ちで全国にお願いに参りたい」と述べた。 裏金事件の関係議員について、比例代表との重複立候補を認めず、一部を非公認とした対応に言及。「厳しい処分をしたが、まだまだ国民の納得を頂いていると思っていない」と強調した。 共同通信社が15、16両日に実施した電話調査で、自公はともに低調で、立憲民主党が議席増へ勢いを見せた。朝日新聞は21日付朝刊で、与党の過半数確保は微妙な情勢と報じた。