【専門家】「気づけばぼーっとしてしまう」 不注意が気になるときの対処法
まとめ & 実践 TIPS
不注意は、メモややることリストなど、お子さまに適した方法やグッズでサポートしていくことで軽減できます。 また、課題に集中できなかったり、どこをやればいいのかわからなくなったりしているときには、一声かけるだけでも取り組めることがあります。 ADHDの特性が背景にある場合には、お子さま自身が努力しても、なかなか改善がみられないことがあります。 注意や叱責が増えると、自信をなくしてしまったり、もっと不注意が増えてしまったりすることもありますので、お子さまの特性に合った対応を実践し、励ましながら気長に対応していくことが大切です。 この記事でご紹介した方法を試してもうまくいかないときには、まずスクールカウンセラーなどの専門家に相談してみましょう。 また、不注意の場合には医療機関とも連携することで改善が見られることもあります。 状況に応じて専門家のアドバイスも取り入れながら、より充実した学校生活を送れるようサポートしていきましょう。
監修者 榊原 洋一 さかきはら よういち CRN所長/お茶の水女子大学名誉教授/ベネッセ教育総合研究所常任顧問 著書:「オムツをしたサル」(講談社)、「集中できない子どもたち」(小学館)、「多動性障害児」(講談社+α新書)など。 医学博士。CRN所長。お茶の水女子大学名誉教授。ベネッセ教育総合研究所常任顧問。日本子ども学会理事長。専門は小児神経学、発達神経学特に注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群などの発達障害の臨床と脳科学。趣味は登山、音楽鑑賞、二男一女の父。
監修者 山﨑衛 やまざきまもる マインメンタルヘルス研究所(株式会社マイン)代表取締役社長。マインEラボ・スペース代表。公認心理師。臨床発達心理士。特別支援教育士。 企業向けメンタルヘルスサポート事業と、子供向けの発達・学習支援事業を行う。教員への発達支援研修や現場の実践に基づいた学習教材の研究開発、出版を行っている。