【富裕層の割合】日本で「純金融資産1億円以上」の資産家はどのくらいいる?日本で富裕層が増え続けている「2つの理由」
富裕層という言葉を聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。豪華な暮らしをし、派手な生活を送る人々を想像する方も多いかもしれません。しかし、筆者が信用金庫に勤めていた頃、実際にお会いした富裕層の方々は、そのような印象とは異なるケースが多く見受けられました。 ◆【推移表:富裕層は増えている】2005年~2021年の保有資産規模と世帯数の推移 富裕層と呼ばれる方々の中には、外見からその資産状況が想像できない人が少なくありませんでした。一見すると質素で控えめな暮らしをしているように見えるものの、実はかなりの資産を保有しており、その事実を知ったときには驚かされることもしばしばありました。 近年、日本の富裕層は増加していると言われていますが、具体的に富裕層とはどのような人々を指すのでしょうか。そして、将来的に富裕層の一員となるためには、どのような行動や習慣が必要なのでしょうか。 今回は、お金持ちに共通する特徴やポイントについてご紹介し、富裕層になるためのヒントを探っていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【富裕層の割合】日本で「純金融資産1億円以上」の資産家はどのくらいいる?
株式会社野村総合研究所の調査によると、日本には純金融資産が1億円以上の富裕層が148万5000世帯存在し、全体の約2%を占めていることがわかりました。 ・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円 ・富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円 ・準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円 ・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円 ・マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円 富裕層の内訳を見ると、資産が1億円以上5億円未満の「富裕層」は全体の約2.6%を占め、世帯数は約139万5000世帯に達しています。 資産が5億円以上の「超富裕層」は約0.2%で、世帯数は約9万世帯となっています。 2005年以降、富裕層が増加傾向となっていますが、この増加の背景にはどのような要因が存在するのでしょうか。