菊間千乃さんも発症 『突発性難聴』早期治療が重要 いち早く気付く方法は?
■突発性難聴のサインは?治療遅れると聴力失うケースも
突発性難聴、こんな症状に要注意です。 ●耳鳴りがやまない。 ●突然、聞こえにくくなる。 ●音が重なって聞こえる。 ●エコーのように響く。 ●耳に圧迫感や耳がふさがったり、水が入ったりする感じがする耳閉感(じへいかん)がある。 ●めまい・吐き気。 聞こえの状態が、完全に元に戻らないケースもあります。 41歳女性のケースです。 突然の耳鳴りや、通話の際に左耳だと聞き取りづらい、スマホの呼び出し音が左耳だと小さいなど、左耳の聞こえにくさに気づき、しばらく様子を見ていました。 症状が治まらないので、発症から2週間後に受診し、軽度の突発性難聴と診断され、飲み薬での治療を開始しました。 3カ月後、治療を続けましたが、回復が見られず、継続的な耳鳴りで精神が不安定になってしまったということです。 60代男性のケースです。 この方は、10年前まで、トラックの長距離ドライバーをしていました。 当時、2日間で東京と四国を往復した後、事務所に戻り、仮眠をとって起きたら、右耳が聞こえませんでした。 さらに、右耳から常にゴウゴウという耳鳴りがして、ひどいときは、めまいや吐き気もあったということです。 しかし、疲れがたまっているせいだろうと放っていました。 そして、1週間後、受診すると、突発性難聴の一種の『ストレス性難聴』で、『一過性のもの』と診断されました。 しかし、約10年経った現在も、右耳は聞こえづらく、左耳8:右耳2ぐらいで生活しているということです。 ほとんど、左耳で聞くようにしているそうです。 68歳 男性のケースです。 朝、起きると、めまい・嘔吐・右耳の難聴・耳鳴りの症状で立ち上がれず、受診しました。 病院で、『重度の突発性難聴』と診断され、1週間の入院治療をしました。 最初の2日間は、寝たきり状態でした。 そして、1週間後、めまい・吐き気は回復し、退院できましたが、右耳の難聴は完全に回復しませんでした。